今年最後のブログはアレルギーについて。
絶対にアレルギーを起こさない物とは何か
思い浮かばない位
身の回りにはアレルギーの原因となり得る食べ物・飲み物
その他モロモロで溢れているが
今回は歯科で多用するラテックスについて。
お口の中を診る時に使用するゴム手袋
神経を取る治療を行うときに使用する
ラバーダムシート(ゴムのマスク)など
ラテックス製品は欠かせない物だが
稀に患者さんがアレルギー症状を起こすことがある。
起きてしまうと血圧の低下や心拍の変化
吐き気や蕁麻疹、痒み、喘息など
多様な症状を引き起こす。
ラテックスにアレルギーがある患者さんには
この材質に触れさせないことがまず重要だが
加えて、ラテックスと化学的に似た構造の物も
アレルギーを起こす可能性が有るので
触れさせないことが大事という。
化学的に似た構造の物とは…
メロン、栗、キウイ、バナナ、トマト
パイナップル、そば、桃、タケノコ
グレープフルーツ、アボガドとのこと。
その為、ラテックスフルーツ症候群と呼ばれるが
ラテックスにアレルギーがある方は
これらフルーツ類を口にする時には
アレルギーを生じる可能性が有るので注意するに
越したことはないし
これらフルーツ類にアレルギーがある患者さんには
ラテックスの使用は控えるに越したことはない。
今後歯科材料と身近な物との新たなアレルギーの関連性が
解明されると思うので
慢心せず
常に最新の情報を取り入れ勉強しなければいけない。
それでは皆さん、良いお年を。
引用文献
冨高 晶子1), 秋田 浩孝1)ラテックスフルーツ症候群