エビデンスブログ31

今回も、根管形成の大きさにおける根管洗浄の効果について述べられた
in vitroの論文になります。
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単根の抜去歯を対象として
根管形成の仕方によって以下の3グループに分けています。
グループ1(24歯):MAF25号
グループ2(10歯):MAF40号
グループ3(5歯)  :MAF60号
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それぞれ根管形成終了後、50%ハイパック液を根尖まで満たした後
洗浄圧と量を規格化した生理食塩水で根管洗浄を行っています。
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『結果』
グループ1:22歯で根尖側1/3の根管にハイパックの残留が観察された。
グループ2:8歯でハイパックの残留が認められなかった。
グループ3:全ての歯でハイパックの残留は確認されなかった。
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『考察』
根管を40番に拡大することが効果的な洗浄には必要である。
より細い洗浄針を使用することも効果的である。
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…ということです。
何の目的で何番まで拡大するのかを考えさせられた文献でした。
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引用文献
Zeev Ram
Effectiveness of root canal irrigation
Oral Surg Oral Med Oral Pathol 1977:2;306-12
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