歯軋り続けると顎関節症になる? エビデンスブログ

歯軋りを続けていると顎関節症になるのだろうか?

 

かくいう私も歯軋りあり、顎関節症有りで

二つの関連が全く無いものではないことは

肌で感じている。

 

1997年の文献

Do bruxism and temporomandibular disorders have a cause-and-effect relationship?

では、結論は二つの関連はいまだ不明であるとのこと。

 

一方2008年のこちらの文献では

Relationship between bruxism and temporomandibular disorders: a systematic review of literature from 1998 to 2008.

患者さんの自己診断により判明している歯軋りと顎関節症の疼痛には

正の関連が認められたが、そもそも自己診断というバイアスや

交絡因子の影響が否めないとのこと。

 

1+1=?のように単純明快なものではないようだ。

その他頬杖や姿勢、硬い食べ物が好きなことだったり

カラオケが趣味だったり色々顎関節症との関連が言われている。

歯軋りも少なくともその内の一つである。

他の要因をコントロール出来れば

歯軋りを強力に行っていてたとしても

顎関節症の発症は防げる可能性はある。

歯軋りばかりに気を留めるのではなく

他因子も考慮した、その患者さんにあった方法を続けることが

有効に思える。

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