歯軋りをしない人はどれだけいるのだろう。
私自身、学生の時には既に歯軋りをしていて
特に犬歯がすり減って平らになっていたのが
その頃から気になっていた。
今後更に短くなっていくのだろうかと不安に思いながらも
みんなもきっと同じで、年と共に段々
すり減っていくものなんだろうと勝手に思っていた。
今回は歯軋りについて概要をまとめた文献
Bruxism physiology and pathology: an overview for clinicians.
によると
日中起きている時に歯軋りしている人は成人だと20%程
一方、寝ている間にぎりぎり音を立ててしている人は
家族などの指摘により判明するもので約8%とのことだ。
頬の内側に出来る白線や、舌の外側に出来る圧痕
私の様に歯のすり減りのファセットや骨隆起などを見ると
もっと歯軋りしている人は多いと思われるが
歯軋りをしていても、歯のすり減りや顎関節症など
症状が出ていなければそこまで心配する必要はない。
一方症状がみられる場合には、深刻化する前に
予防していくことを考えるべきだ。
しかし、現時点では根本的に予防・治療することが
難しいことも研究により分かってきている。
続きはまた次回にて。