駿河台から眺める空は
心なしか近く、そしてより澄んで見えた。
しかし、それとは対照的に
向かった先は
駿河台コミュニティーセンター
ここでは月に数回
入園前の親子が先生と一緒に
触れ合う場が設けられている。
うちも妻と子供がこれまでに参加してきているが
私は何かと予定があり(理由を付けて)
見送ってきた。
しかし今回妻からの強い要望で参加することになった。
男が参加して果たして大丈夫なのか、共存できるだろうか…
いや、そんなはずはない
子供を思う気持ちに父親も母親も関係ないはず。
しかし思いとは裏腹に、会場内に入ると
輪の中から一歩、そしてまた一歩
足が遠のいてしまう。
中盤位だっただろうか
楽しそうに遊んでいた子供が突然、ぱぱぁ
と声を上げてきた所で、これはチャンスと思い
再び輪の中へ。
タンバリンを作り、鳴らしながら
みんなで音楽に合わせて遊んだ。
会場を後にする頃には
私の心はすっかり駿河台のそれと
同じになっていた。
それにしてもママ社会は奥が深い。