帰宅して気づく
携帯が無いことに。
職場のロッカーだろうか。
電話位にしか使わない携帯だが
無くなるととても不安になる。
急いで職場に引き返したが、それでも見つからない。
車の座席にも落ちていない
ないない尽くしだ。
途方に暮れ脱力感に襲われていた折り
ふとカバンを見たら、カバンの裏の口が目に留まった。
そこが何だかブラックホールの様に思え手を伸ばすと
探し求めていた感触がした。
「メガネどこ、メガネ」と言いながら
頭にちゃんとかけているメガネを一生懸命探している
コントを思い出した。
裏の口はガムテープでもして
塞いでおいた方が良さそうだ。